米国金利上昇で世界の株式市場が動揺

米国債利回りの上昇を受けて世界の株式市場が軒並み下落

先週(10月8日~12日)の世界の株式市場は大幅に下落し、MSCIワールド・インデックスは前週末比-4.1%となった。12日(金)には、欧州を除き、全般的に値を戻す展開となっている。

MSCIワールド・インデックスと米国10年国債利回り

出所:HSBCグローバル・アセット・マネジメント(香港)リミテッド、ブルームバーグ
2018 年10月12日現在

なぜ世界の株式市場は下落したのか?

株式市場の下落は主に以下の二つの理由による。
1. 米国の金利見通しの変化:米国債は、米国の強い景気指標の発表に加えて、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が「中立金利」を上回る水準に政策金利を引き上げる可能性があると示唆したことから、下落した。市場では、米国の利上げサイクルが2020年から、さらにその先まで続くとの見方も出ている。
米国債利回りの上昇は、株式の割高感を強め、株式投資の妙味を低下させる。また、金利の上昇は、経済成長を抑え、引いては企業収益見通しを圧迫し、株価パフォーマンスに影響が及ぶことも考えられる。
2. 世界の経済成長への懸念:現在、米国景気は非常に堅調だが、金利の上昇は米国の経済成長見通しを抑える要因となる。また、今年は米国以外の地域、特にユーロ圏と日本、一部新興国で、経済成長の減速が見られる。貿易摩擦、世界貿易の伸び率鈍化も懸念要因であり、また新興国経済は米国の金融引き締めに対する感応度が高い。最近の原油価格の上昇も多くの諸国にとり逆風となる。

投資戦略への影響は?

最近の世界の株式市場の調整は、米国債利回りが上昇する中で起きている。株価下落は、特に米国で顕著に見られたが、これは米国株のバリュエーションが相対的に割高であり、ネガティブ・ショックに対する安全余裕度が低いとの当社の見方と整合する。米国債利回りが上昇する中、米国債に対し米国株を選好する当社の投資スタンスは試練の時が近づいているかもしれないが、現時点ではこれを見直す段階に至っていない。
当面は、米国経済は引き続き他地域をアウトパフォームすることが見込まれ、企業のファンダメンタルズは良好である。このため当社では米国株の「中立」スタンスを維持する。世界株式全般については、経済活動は今年に入りやや鈍化が見られるものの、引き続き堅調なトレンドを維持していることから、バリュエーションにより魅力のある市場に焦点を当てて投資したい。現時点では、ユーロ圏、日本、アジア新興国を選好している。

留意点

投資信託に係わるリスクについて

投資信託は、主に国内外の株式や公社債等の値動きのある証券を投資対象としており、当該資産の市場における取引価格の変動や為替の変動等により基準価額が変動し損失が生じる可能性があります。従いまして、投資元本が保証されているものではありません。投資信託は、預金または保険契約ではなく、預金保険機構または保険契約者保護機構の保護の対象ではありません。また、登録金融機関でご購入の投資信託は投資者保護基金の保護の対象ではありません。購入の申込みにあたりましては「投資信託説明書(交付目論見書)」および「契約締結前交付書面(目論見書補完書面等)」を販売会社からお受け取りの上、十分にその内容をご確認頂きご自身でご判断ください。


投資信託に係わる費用について
購入時に直接ご負担いただく費用 購入時手数料 上限3.78%(税込)
換金時に直接ご負担いただく費用 信託財産留保額 上限0.5%
投資信託の保有期間中に間接的にご負担いただく費用 運用管理費用(信託報酬) 上限年2.16%(税込)
その他費用 上記以外に保有期間等に応じてご負担頂く費用があります。
「投資信託説明書(交付目論見書)」、「契約締結前交付書面(目論見書補完書面等)」等でご確認ください。

※上記に記載のリスクや費用につきましては、一般的な投資信託を想定しております。
※費用の料率につきましては、HSBC投信株式会社が運用するすべての投資信託のうち、ご負担いただくそれぞれの費用における最高の料率を記載しております。
※投資信託に係るリスクや費用はそれぞれの投資信託により異なりますので、ご投資される際には、かならず「投資信託説明書(交付目論見書)」をご覧ください。