インドネシア:ルピア相場の安定化に向けて利上げを決定

3年半振りの利上げを決定

インドネシア銀行(中央銀行)は5月17日の月例理事会で、政策金利である7日物リバースレポ金利を0.25%引き上げ、4.50%とすることを決定しました(18日から実施)。同じく、預金ファシリティ金利(下限金利)及び貸出ファシリティ金利(上限金利)も各々0.25%引き上げ、3.75%、5.25%としました(図表参照)。利上げは2014年11月以来、3年半振りとなります。


中央銀行は、今回の利上げ理由について「グローバル金融市場においてリスクが高まる中、マクロ経済の安定を確保する」とともに「ルピア相場の安定化」を図るためとしています。

図表 政策金利とインフレ率の推移(2013年1月1日~2018年5月18日)

出所:トムソン・ロイターのデータをもとにHSBC投信が作成
※政策金利は2016年8月19日にレファレンス金利から7日物リバースレ ポ金利に変更された。レファレンス金利は8月以降、データ取得不能。7日 物リバースレポ金利は取得可能な2016年4月から表示。

マクロ経済・ルピア相場の安定に強い意志

インドネシアでは、他の新興国通貨と同様、米ドル高の進行を背景に、ルピア相場が軟調な展開(年初来では対米ドルで約3%下落)となる中、中央銀行はこれまで複数回に亘り米ドル売り・ルピア買いの為替介入を行なってきましたが、今回の利上げは、ルピア安の長期化に歯止めをかけるために踏み切ったと見られます。


また、中央銀行は今後の政策方針について、「マクロ経済の安定を維持するために、より強力な措置を講じる準備がある」とし、「必要であれば政策金利の調整を行なう」姿勢を示しています。


なお、17日のルピア相場は対米ドルで小幅に上昇し、前日比+0.3%の1米ドル=14,052ルピアで取引を終えています。

当社運用担当者の見方

中央銀行は引き続きルピア相場の安定化に向けて注力しており、これは債券市場の支援材料になると考えます。


中央銀行は今後の経済・金融情勢が悪化し、ルピア相場が下落する場合などには、追加利上げを行なう可能性がありますが、当社では、今回の利上げは通貨防衛を図るための措置と捉えており、利上げサイクルの開始ではないと見ています。


また、インドネシアの経済ファンダメンタルズは健全であると考えます。インフレ率は落ち着きが見られ、中央銀行のインフレ目標レンジ(3.5%±1%)内で推移すると見込まれます。加えて、インドネシアの外部環境に対する耐性は過去と比べて大きく改善しており、これらがインドネシア債券市場並びにルピア相場を下支えすると思われます。


このように、インドネシア債券市場を取り巻く投資環境はなお良好と当社では見ています。

留意点

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