インベストメント・マンスリー2019年6月号

世界経済は「まずまずの成長」


マクロの⾒通し

投資家は世界経済の成長に疑念を抱いており、金融市場の大幅な下落を心配している。しかし当社はこれらの投資家の懸念は行き過ぎであると考える。


世界の製造業部門が安定の兆しを見せていること、金融緩和の状態が続いていることが、世界経済のサポート要因となるであろう。


世界経済の状況をみると、雇用市場が良好な中でサービス部門は堅調を維持している。


米中の貿易摩擦の過熱は、世界経済見通しに対して大きなリスクであるが、世界景気に問題が生じる場合には各国当局が政策対応に動くと思われる。

主なポイント

主要中央銀行は今年に入り政策スタンスをハト派的に転換したが、これにより金融市場は大きく上昇した。


この先は、当局の政策、経済動向、そして企業のファンダメンタルズと政治面のリスクを注視していく必要がある。


当面は、まずまずの経済成長、当局の政策による景気の後押し、有利な相対バリュエーションなどの要因が、一部の債券資産や株式資産のオーバーウェイトのポジションをサポートするであろう。


なお、債券資産の特定分野の動向をみると、将来投資家を驚愕させ得るインフレ・ショックをあまり織り込んでいないようである。


多くの新興国資産の価格は相対的に魅力的な水準にあり、リスク要因が顕在化しなければ、潜在的に他の資産クラスをアウトパフォームする余地が大きい。

中央銀行の政策

米連邦準備制度理事会(FRB)は、景気減速を警戒しながらも、低インフレ環境は一時的なものとの見方を表明した。


欧州中央銀行(ECB)は、ユーロ圏の景気の腰が弱いこと、インフレの兆候が見られないことから、ハト派的な姿勢を維持するであろう。


イングランド銀行(中央銀行)は、最近のインフレ・レポートで、英国景気はこれまでより力強い回復を見せるとの見方を示した。しかし、英国のEU離脱(Brexit)を巡る不透明感が拭えぬ中、利上げは行わないと思われる。


日本銀行は、少なくとも2020年春までは現在の政策を維持すると表明。インフレ率が低位に留まれば、低金利政策が延長されるであろう。


中国人民銀行(中央銀行)は景気の下方リスクが高まる中で、人民元の安定を図りつつ、景気下支え策を継続すると表明。

主なリスク

出所:HSBCグローバル・アセット・マネジメント(UK)リミテッド

当社の見方

まずまずの経済成長、当局の政策による景気の後押し、有利な相対バリュエーションなどの要因が、一部の債券資産や株式資産のオーバーウェイトのポジションをサポートするであろう


世界株式:2019年の株価上昇により株式のリスク・プレミアムは多少縮小したが、世界経済のまずまずの成長と当局のハト派的政策を背景として、株式は他の様々な資産クラスに比べ魅力的である。


国債:先進国国債は、期待収益率が低いこと、(市場の期待と比較して)インフレ率上昇のリスクが高いと判断されることから、アンダーウェイトを維持。


社債:社債は割高であると考える。グローバル投資適格社債の投資スタンスをアンダーウェイトに維持するとともに、ハイ・イールド債、米ドル建新興国国債の動向を注視する。

※上記見通しは運用委託契約、ベンチマーク、リスク特性、様々な地域の資産への投資可能性とリスク水準によって異なる場合があります。
出所:HSBCグローバル・アセット・マネジメント(UK)リミテッド

留意点

投資信託に係わるリスクについて

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※上記に記載のリスクや費用につきましては、一般的な投資信託を想定しております。
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