インベストメント・マンスリー2019年3月号

リスク資産の上昇続く


マクロの見通し

世界経済は長期のトレンド成長率を下回る水準へと減速した。依然として米国経済の成長率が他地域を上回る「循環的かい離」現象が続いている。


(貿易摩擦などによる)景気の下振れリスクはなお残されている。しかしながら、主要国の金融政策はハト派方向へとシフトしており、財政政策もやや緩和の方向にある。


2019年年初来のリスク資産価格の回復は、2018年後半に見られた金融引き締めのマイナス効果を相殺し、景気後退リスクを低下させている。


市場は依然としてインフレ率の上振れリスクを織り込んでいない。しかし、特に米国においては、賃金上昇によりインフレ圧力が高まる可能性がある。

中央銀行の政策

米連邦準備制度理事会(FRB)は1月の政策会合で、ハト派的姿勢へと傾斜しており、もはや利上げバイアスを有していない。


欧州中央銀行(ECB)は1月の会合で「経済成長見通しは下振れ方向に傾いている」との判断を示した。緩やかな経済成長と低水準のインフレ率を背景に、ユーロ圏の政策金利は2019年を通じて据え置かれると見られる。


イングランド銀行(中央銀行)は、「英国のEU離脱(Brexit)」を巡る不透明感や経済成長の減速を背景に、2月の会合ではよりハト派的姿勢を示した。しかしながら「Brexit」問題が解決された場合には、2019年後半に利上げが行われる可能性がなお残されている。


日本銀行は、インフレ率が目標水準の2%を大きく下回る中で、緩和スタンスを継続しよう。一方、中国人民銀行(中央銀行)も金融緩和スタンスを示している。

主なポイント

配当成長率など市場が織り込む成長を示す指標は回復しているが、期待インフレ率は低水準のままである。


リスク資産価格は上昇したものの、債券のバリュエーションは依然として割高であり、当社は引き続きリスク資産を選好する。


最近、社債は、価格上昇に伴い期待リターンが低下している。下振れリスクに対する「安全余裕度」は狭まっており、当社は社債に対し慎重な姿勢をとっている。


英国株式は投資の好機にあると見られる。「英国のEU離脱(Brexit)」を巡るリスクはあるものの、投資家はこのリスクを取ることで報われると考える。

主なリスク

出所:HSBCグローバル・アセット・マネジメント(UK)リミテッド

当社の見方

英国株式を「中立」から「オーバーウェイト」に引き上げ
最近、リスク資産価格は上昇しているが、債券のバリュエーションは妙味が乏しく、引き続きリスク資産を選好


世界株式:世界株式のリスクプレミアム(キャッシュに対する超過収益)は、他の投資機会や世界的なリセッション・リスクの低さを考えると、魅力的な水準にあると思われる。


国債:利回りは低水準にとどまっており、国債は引き続き割高と見ている。また、市場はインフレのリスクを過小評価している。インフレ率が上向けば、割高感がさらに強まろう。


社債:最近、社債は価格が上昇しており、期待リターンが低下している。それに伴い、下振れリスクに対する「安全余裕度」が狭まっている。社債のリスクは上昇しており、慎重なスタンスが求められる。

※上記見通しは運用委託契約、ベンチマーク、リスク特性、様々な地域の資産への投資可能性とリスク水準によって異なる場合があります。
出所:HSBCグローバル・アセット・マネジメント(UK)リミテッド

留意点

投資信託に係わるリスクについて

投資信託は、主に国内外の株式や公社債等の値動きのある証券を投資対象としており、当該資産の市場における取引価格の変動や為替の変動等により基準価額が変動し損失が生じる可能性があります。従いまして、投資元本が保証されているものではありません。投資信託は、預金または保険契約ではなく、預金保険機構または保険契約者保護機構の保護の対象ではありません。また、登録金融機関でご購入の投資信託は投資者保護基金の保護の対象ではありません。購入の申込みにあたりましては「投資信託説明書(交付目論見書)」および「契約締結前交付書面(目論見書補完書面等)」を販売会社からお受け取りの上、十分にその内容をご確認頂きご自身でご判断ください。


投資信託に係わる費用について
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※上記に記載のリスクや費用につきましては、一般的な投資信託を想定しております。
※費用の料率につきましては、HSBC投信株式会社が運用するすべての投資信託のうち、ご負担いただくそれぞれの費用における最高の料率を記載しております。
※投資信託に係るリスクや費用はそれぞれの投資信託により異なりますので、ご投資される際には、かならず「投資信託説明書(交付目論見書)」をご覧ください。