インベストメント・マンスリー2019年1月号

市場のボラティリティが急伸


マクロの見通し

世界経済は、当社のナウキャスト(ビッグデータを用いて世界および各国の経済成長の現状を分析)によれば、3%以上の成長を続けている。


米国国債利回りは逆イールド(長期金利が短期金利を下回る状態)に接近している。これは経験則上、景気後退を示すシグナルとの見方もあるが、当社では米国が景気後退に陥るリスクは依然として低いと見ている。


米国経済とその他地域との成長率のかい離はなお続いており、経済成長モメンタムは、米国がユーロ圏、日本、新興国を上回っている。


新興国経済は、当社のナウキャストでは、新興国資産の価格の安定化や中国当局の緩和策を背景に、持ち直しの兆候を示している。


2018年半ば以降、市場が織り込むインフレ期待は低下しているが、これは特に米国のマクロ指標とは合致していない。

中央銀行の政策

米連邦準備制度理事会(FRB)は12月の会合でFF金利を引き上げた。直近の米国経済およびインフレ動向から見て、FRBは金融政策の正常化を続けるだろうが、そのペースは減速すると見られる。


欧州中央銀行(ECB)は、債券購入プログラムを2018年末に終了することを確認した。一方、インフレ率は低く抑えられており、利上げは2019年を通じて見送られると見られる。


イングランド銀行(中央銀行)は、経済成長およびインフレ率が低水準にとどまる中で、12月にはハト派的スタンスをやや強めた。但し、金融政策委員会(MPC)は、賃金コストの上昇を背景に、依然として現在の金融引き締め策の継続が適切と判断している。


日本銀行は、インフレ率が目標水準を下回る中で、2019年を通じて現在の超緩和スタンスを維持する可能性が高い。

主なポイント

市場のボラティリティは、11月を通じて高水準で推移し、12月に急伸した。


社債スプレッド、特にユーロ圏ハイ・イールド社債のスプレッドが拡大し、バリュエーションが大幅に改善している。当社では、欧州のハイ・イールド社債を「アンダーウェイト」から「中立」に引き上げた。


米国国債の利回りは3%以下へと低下し、他の資産クラスに対するバリュエーションの妙味は薄れた。しかし他の先進国国債と比べれば依然魅力的である。


昨年10-12月期に、市場が織り込む米国の利上げ幅は縮小した。市場にとって主たるリスクは、引き続き米国のインフレ率の上振れと当社は見ている。


景気先行指標は景気サイクルがなお終了する局面にないことを示しているが、世界の株式市場は2018年に下落した。現在のバリュエーションは、経済成長の恩恵を享受する投資対象が引き続き株式であることを示唆している。

主なリスク

出所:HSBCグローバル・アセット・マネジメント(UK)リミテッド

当社の見方

欧州ハイ・イールド社債を「アンダーウェイト」から「中立」に引き上げ


現在のバリュエーションは、グローバル株式を通じて、経済成長の恩恵を得る投資手法が最善であることを示唆


世界株式:景気先行指標は景気サイクルがなお成長局面にあることを示唆しているにもかかわらず、2018年には世界の株式市場は下落した。現在のバリュエーションは、グローバル株式を通して、経済成長の恩恵を得る投資手法が最善であることを示唆している。


国債:米国国債の短期的な動向は不透明ではあるが、ドイツ国債、英国国債、日本国債との相対価値に引き続き注目している。また、現地通貨建新興国国債は引き続き投資妙味がある。


社債:最近の下落で特に欧州社債の期待リターンが改善している。また、企業のファンダメンタルズは引き続き良好であり、利益サイクル、企業収益は依然堅調、社債のデフォルト率は低い。

※上記見通しは運用委託契約、ベンチマーク、リスク特性、様々な地域の資産への投資可能性とリスク水準によって異なる場合があります。
出所:HSBCグローバル・アセット・マネジメント(UK)リミテッド

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